一橋ICSの新専攻長に、大薗恵美教授が就任しました
一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻(以下、一橋ICS)は、2022年4月1日より、専攻長に大薗恵美教授が就任したことをお知らせします。
一條和生専攻長の後任となる大薗教授は、一橋ICSが2000年に創立して以来、第5人目の専攻長であり、2人目の女性専攻長となります。
大薗教授は、一橋ICSの代表的な取り組みである、独自の戦略で高い収益性を達成・維持する日本企業を表彰する「ポーター賞」を主宰、主導してきました。
また、東京海上ホールディングス社外取締役、シティグループ・ジャパン・ホールディングス合同会社アドバイザリーボード、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ・グローバル・アドバイザリーボードなど、様々な企業・協会で外部委員を務めています。
大薗教授の研究・専門分野は、競争戦略/イノベーションや創造性、知識創造、変化への適応における組織能力/組織特異性と知識統合/戦略開発/日本企業の戦略レベルのイノベーションを中心にしており、著書に、8か国語に翻訳された『トヨタの知識創造経営』(日本経済新聞出版社)などがあります。また、競争戦略やイノベーションに関するケースを多数執筆しており、これらの分野の経営者教育も行っています。
2014年から一橋ICSを率いてきた専攻長・一條和生教授は2022年3月を持ちまして、退任しました。一條教授が専攻長を務めた8年間、一橋ICSは32校の世界のトップビジネススクールで構成されるグローバルネットワーク GNAM(Global Network for Advanced Management)の設立時より国内唯一の加盟校として活動を開始、海外との豊富なネットワークを誇るビジネススクールの一つとなりました。また、2018年には、従来の大学院教育課程を整理・統合し、一橋大学の総力を結集した「一橋ビジネススクール」(HUB)の傘下に入り、一橋大学とつながりを更に深める体制を整えました。一橋ICSの優れた教育・研究活動は高く評価され、国際認証AACSB取得(2021)、QSグローバルMBAランキングで日本第一位の座を獲得し、世界での一橋ICSの存在感を向上させました。
一條教授は、2022年4月1日からスイスに本拠地を置くビジネススクール、IMDで専任教授として引き続き教鞭を執ります。欧州と日本の架け橋となり、グローバルリーダー育成の使命をさらに高めていきます。